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ジョン・タイター

            




    2036年の世界のタイムマシン設計図らしい。




 2000年11月2日インターネット上にある男からの書き込みがあった。
 男はジョン・タイターを名乗り2036年の未来からタイムマシンにのってIBMのコンピューターを手に入れるためにやってきたというのである。
 しかしこの時点で誰も彼の言葉を信じようとはしなかった。
 当然と言えば当然である。
 彼が話す未来の出来事やタイムマシンの理論と構造は当初重度の厨二病の産物であると嘲笑されていたのだが、やがて風向きが変わり始める。
 なんと当の物理学者自身が彼の語るタイムマシンの理論を支持し始めたのである。
 確かに現在の技術では不可能だが、理論としては理にかなっている、と。

 タイターの説明によれば彼に使用したタイムマシンはH・G・ウェルズが想像したような乗り物の機械ではなく重力制御装置であるらしい。
 タイムマシンは2034年欧州原子核研究機構により試作第一号機が制作されタイターが使用するものはアメリカのゼネラルエレクトリック社の製品であるそうだ。

 タイムマシンの使用方法は以下の通りになる。

  1. タイムマシンに目的の年月日時刻の座標を入力後始動。
  2. マシン内に重力場が形成され、搭乗者の身体を包む。搭乗者はまるでエレベーターが上昇しているのような感覚になるらしい。
  3. 装置が加速するにつれて周囲の光が屈曲し始め、一定まで達すると今度は紫外線が爆発的に放射されるため防護用のサングラスが必須となる。
  4. その後、周囲が次第に暗くなっていき、完全に真っ暗になる。
  5. 景色が元に戻り、タイムトラベルが完了する。

 フルパワー駆動で約10年間飛ぶのに、およそ1時間程かかるとされる。
 タイムトラベルが可能な範囲は、タイターの使用したタイムマシンでは約60年であり、それ以上の過去や未来に行こうとすると世界線(世界)のズレが大きすぎて全く異なる世界にたどり着いてしまうという。
 それはつまり、我々が現在知ることの出来る歴史とはかけ離れた歴史を持った世界へ到着してしまうということである(60年以内の移動であっても誤差といえる程度の世界線のずれが生じるためタイムトラベルのたびに「限りなく似通った並行世界に移動していることになる)wiki参照。

 重力だけで空間に干渉すると、銀河が膨張していることを考えれば30年後に移動すれば宇宙空間に放り出されることになるのではないか?
 これに対しタイターは重力の測定により空間座標を特定しているが、技術的にこれがもっとも困難であると語っている。
 そこで問題なのは時間が遠くなればなるほど世界線のズレが大きくなり、厳密にはタイターのいた未来は現在の地球とよく似た並行世界のひとつにすぎないということだ。
 エヴェレットの多世界解釈は正しいとタイターは発言している。

 正直予言がはずれた予防線かよ、と感じなくもないが的中した予言も多く特にアメリカでも狂牛病が発生することやローマ教皇が変わるなどと予言が当たるとネットのユーザーは騒然となった。
 ピークは北京オリンピックが内乱によって中止になるという予言あたりで、内モンゴルやチベットで暴動が発生したときには本気で北京オリンピックが中止になるのではないか、と管理人も熱狂していた。
 だがこのあたりから残念ながら予言は明後日のほうに行きはじめ

 アメリカが内乱になる。
 平成関東大震災(しかし東日本大震災は発生したが)
 中国・北朝鮮・韓国が日本侵攻、併合化へ
 アメリカが内戦で解体されアメリカ連邦帝国が誕生
 ロシアとアメリカが戦争、ロシアが勝利

 など荒唐無稽な方向に進み始める。
 いくら時間軸が違うといってもこれはさすがに予言として取り上げられるレベルではない。


 しかし興味深くはある。
 2036年では平均寿命が60歳を割り込むことやアメリカの崩壊が人の身勝手さによって起こったと考えられたことからコミュニティが非常に重要視され、これからはずれる人間は容赦なく殺されるらしい。
 宗教も存続しているが非常に個人的なものとなってカトリックのような巨大な宗教組織はなくなっているようだ。
 嘘にしてもなかなか凝った設定であると言えよう。

 結論的には面白いSF的な想像であったと管理人は思っている。
 だがアメリカで初の女性大統領がヒラリー・クリントンかと思いきやコンドリーザ・ライスであったり、第二次湾岸戦争を的中させたあたりでは本気で本物の未来人かとほんの少しだが思ったりした。
 そうした意味で一連のタイター騒動は管理人としても楽しい思い出なのである。


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溜池NOW 都市伝説前篇でも取り上げられている。


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